なんでもない昼の出来事。
レモングラスティー。
パンくずを食べに来る雀。
犬嫌いの犬に絡んできた犬。
とにかくなんでもない、ただの昼の出来事 with ライカ。
Leica M Monochrom + SUMMICRON-M 1:2 / 35mm
1/125, F2, ISO 320
Leica M Monochrom + Ernst Leitz Wetzlar Summar f=5cm 1:2
1/125, F2, ISO 320
第二次世界大戦前に設計されたのガウスタイプの4群6枚構成レンズ。
1938年。made in germany。
コントラスト浅めの柔らかい描写。ズミクロンと比べるとかなり浅い。
これが結構癖になりつつあってここ最近の使用頻度が高い。
そしてLeica M Monochromの創り出す絵はやっぱり濃密で解像感が凄い。
Henri Cartier-Bressonの残した名言。
日本の酒が何でもない口あたりでうまい、あの感じだ。
ライカのレンズの味なんてものは、
酒の好きな男でなければ、わからんと思うよ。
ライカレンズを使うと何故かこの言葉が頭をよぎる。
きっと僕が今夜日本酒を飲んだことがなんでもないように、ライカレンズを使用して犬様の写真を撮ったことは世の中にしてみたらなんでもないのですが。
描写を味わった満足感と少しの幸せがまた次への第一歩になる気がします。
写真ってきっとそういうもの。
だと思います。